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薬用ハーブの利点

薬用ハーブの利点

薬草学、植物療法学は人類に有効な自然科学の一つです。

その科学は、地球に生息する生命体であるホモサピエンスの心身の健康を、低リスクで助ける最も古い薬学です。

WHOのガイドラインに従い、病気の兆候には先ず安全性を確認されたメディカルハーブ(諸外国では植物薬扱いの)を初期にスピーディーに適量を使い、それでも治しがたい病気に完全になってしまったら、現代西洋医学で治療するという順番を当サロンではお勧めしています。イギリスや医療先進国のドイツをはじめとするヨーロッパ諸国でもそれは当然の風潮になっています。

植物のフィトケミカル(薬効成分)には、アダプトゲン作用と言って、多く出過ぎているものは抑制して正常値に、少ないものは増産させ正常値にさせる作用が備わっています。それは化学薬品の人工的な合成新薬にはできないワザで。その自動調整機能の代表的なメディカルハーブには、シベリアンジンセンの血糖値・副腎皮質ホルモン等の調整作用が挙げられます。

また、自律神経などの内分泌系の調整に関してハーブの最大の特徴は、自分自身の分泌機能に影響を与えることなく(自身の分泌機能を衰えさせず)使用できる点です。そこが、アダプトゲン作用の他にも医薬品と比較したハーブ製品のメリットです。

例えば更年期障害でエストロゲン製剤とブラックコホッシュ(アメリカショウマ)を使用した場合のデータによると、使い始めは医薬品の方が効果は顕著ですが、時間の経過とともに自分自身のホルモンの分泌は減少していきます。医薬品によって補われる為、身体にとっては分泌する必要がないからです。一方、ブラックコホッシュ、自分自身の分泌を下げることなくむしろ、分泌を促進させてくれるのです。このような場合、短期の使用には医薬品、長期の使用にはハーブをはじめとする生薬の方が優れています。

医薬品が悪いと言ってるわけではなく、医薬品とハーブ薬とのメリットデメリットを知った上で、用途やタイミングに応じて使い分けるのがベストです。特に初期の症状には、ハーブをはじめとする生薬が“一時的な症状の緩和ではなく治療できる”という点では勝っています。それが「WHOガイドラインにのっとった自然療法から試してみて結果が出ない場合には期を逃さず対症療法へ移行する」という勧めの理由です。

また、医薬品の場合、上記のように身体の依存度が上がりますので、使用するのは簡単ですが、止めるのが大変になります。心療内科や精神科で出される睡眠障害や、精神安定剤などの薬や、その他の医科向け医薬品もそうですが、医師の処方した薬を勝手に自己判断で止めることはできません。止めるには数カ月に及ぶ投与マニュアルによる医師の判断により、体の回復を待って終了しなければなりません。メディカルハーブにはそれは有りません。

また、身体の各機能は、全て精密な連携プレーが生命維持の為、統合的に働いていますから、ホリスティックな観点からも回復を狙った症状の他にも調子が良くなることも多いです。

健康管理のセルフケア、病気の予防、初期治療のタイミングの大切さ、病院への関わり方、医師の処方した医薬品は必ず医師の治療法に従わなければいけない事、などを充分に知っておくことは、偏った思い込みで治癒を遅らさない為にも大切です。

新薬の投薬・外科手術などの現代西洋医学と、安全性が確認された植物薬などを使った自然療法の伝承医学を、双方上手く使い分けるのが最新の医学では益々注目されてきています。

 

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